上述のソリューション提案をベースにして、さらに取得したデータを蓄積し分析を行い制御に反映させ、さらなる品質向上を目指すためのシステムの例を示す。
この例でポイントになるのは、蓄積データ分析結果のフィードバックはもちろんだが、溶接結果とその条件データを個々に記録し紐付けすることで、トレーサビリティを確立可能な点である。
問題が発生した際の原因分析、範囲の推定など、近年の品質管理においてトレーサビリティは非常に重要かつ必須になっている。近年のクラウドなど大量のデータを蓄積するサーバシステムの普及にともないデータの蓄積が容易になり、その分析結果を有効に利用するシステムが増えている。